さあ、今日は、家族の話をしよう。
弟は家の近くのB型事業所に通っている。
その事業所が3月には
なくなるらしい。
その話をポンと出してきた。
お母さんと、弟と。
結構乗り越えてきたものがあったらしい。
特に学生の頃は大変だったらしい。
なんとなく聞いたことがあったけども、
全然知らなかった。
多分今この仕事をしていなかったら
今のその福祉サービスのこととか、
年金がどうとか、(今でもよくわかってないけど)
理解できていないことなんだろうな、と
思いながら、
これからどうするの、とか。
今までのこんなことが大変だったよとか、
聞いていた。
同じ家の中にいたのに。
顔を見ていたはずなのに、
辛い時期があったことを、
私は全然知らなかったみたいだ。
辛い最中にいる時に、
中々言葉にできないよなあ。
わざわざその苦しみを言葉にできないよな。
しかも理解が追いつかない人に
一から説明って難しいよなあ。
今自分は支援員という立場で
仕事をしているけども、
同時に、家族側の立場も見えるわけで。
じゃあ、結局仕事ができるって
オールマイティになんでもある程度
できないと、難しいのか。
じっとしてないと、難しいのか。
言葉の理解が一回でできないと、
難しいのか。
面接ができないと、難しいのか。
歩き回ってたら、きっと
座りなさい、ってなるだろうし。
なんか怖いなって思われるかもしれないし。
独り言言ってたら、
もう少し小さい声でって言われたり、
ちょっと怪しまれたり、
するんだろうね。
それが通常運転なんだけどね。
できそうだけど、
できない、
わかっているように見えて、
わかっていない、
ただ集中すればいいと思うことが、
そのただ集中するということが難しい。
そういう
本人にしか、わからない、
難しさってあるんだろうなあ。
でもその難しさを言葉に言うことも、
難しいんだよね。
だから、余計に、仕事をすることって
その人にとっては難しい。
じゃあどういう選択肢があるんだろうね？
障がいの有無に関わらず、
やっぱりそういう理解という部分て、
難しいところはある。
特にでも障がいってなると、
大きく見えてくる難しさかもしれない。
でもやっぱり
一人一人、違うから、
その難しさが微妙にひとりひとり違うから、
見えてくる部分と、
わかりにくい部分とあるから、
それがまた、難しさなのかもしれない。
それが、本人以外の人が
どれだけ、理解できるだろうか。
ましてや、
数時間の接点だけの場で
何ができるのだろうか。
どれだけ汲み取れるのだろうか。
母が言うには、
行く場所があるだけで、ありがたいと。
たしかに、受け止めて
ただ見守ってくれる場所があるだけで、
救われる人も多いのではないか。
その先を今言えと言われても、
誰しもが言えるわけではないと。
目標を持てと、言われても。
ただ毎日継続できることが目標だと。
なんかそんな話を聞いてて、
どちらの立場からも、
なるほどなあ、と思ったり。
でも自分も人間だから、
その誰か、自分以外の誰かを
考える余裕がなければ、
優しくできない時もあるし、
無関心になる時だってあるのだ。
母の話を聞いていて、
私は親じゃないから、
そんなに親身に考えてなかったし、
自分のことばっかりで
家に住んでるのに
外にばっかり気が向いてたり。
見てるようで、
見てないことが
沢山あったな、と。
とりあえず、そんなに二人とも
焦ってないから。
旅行でもしながら、次を探そうかなって
言っている。
色々見学してみるとも、言っている。
いいところに、巡り会えるといいなあ。
保育士のままだったら
多分その気持ちすらも今よりも、
わかれていないんだろうな、と。
ん〜。
なるようになってるな、と。
でもこれからはみんな沢山笑っててほしいな。
多分、色々あるけども。
なんとか、生きて、
乗り越えていけたらいいな。
時に不安とは
いつも隣り合わせだけども、
しっかりと、
丁寧に、
それぞれの道を歩いていけたらいいなと思う。
今日も、一歩。
